あなたはお子さんと一緒に変化できていますか?
先日僕の誕生日で、嫁ちゃんから

パパにありがとうって言いたいことはある?
という話になりまして、子どもたちから

いつもスパゲッティ作ってくれてありがとう!

いつもだっこしてくれてありがとう!

いろんなとこ連れてってくれてありがとう!

絵のかきかたおしえてくれてありがとう!
とまあ、ありがたい感謝のことばをたくさん賜ったわけですが、
そのなかで息子ちゃんが

いつもアドバイスをくれてありがとう!
ということばをくれました。
これに対してハッとしたんです。
息子ちゃんは男の子独特の難しさがあって
普段から怒られることが多く、
なかなか注意されたことが改善できないことが
しばらく続いていました。
妹の娘ちゃんはそれをみてるので
うまいこと『怒られ回避』をするんですが…w
息子ちゃんは
怒られる → 落ち込む → 気が乗らずすぐ動けない → また怒られる
というあるあるスパイラルから抜け出せず、
自分に自信が持てなくなってしまってる上、
自分で決めて判断する思考力も伸び悩んでいる
という状況でした。
どうすれば彼の教育がうまくいくのか
日々あたまを悩ませていたんですが、
男の子を育てるには根気が必要、
とことん彼につきあってやろうと決めたのが
たしか今年の2月。
より良い子育てにするためには
どんな考え方があるのかをいろいろと調べるうち、
そのころ聞き始めたVoicyという日本発の音声メディアで
『モンテッソーリ教育』の教師を務めてらっしゃる
あきえ先生の放送を通じて、『信じる子育て』に出会いました。
モンテッソーリ教育は知っている方も多いかもしれませんが、
大枠の考え方は
子どもを一人の人間として認め、 信じてかかわるように意識することで 子どもの『生きる力』を育みつつ、 かかわる親自身が成長できる教育
です。
モンテッソーリ教育自体は0〜6歳を対象にした教育ですが、
子どもとの向き合い方としては、小学生になった我が子らにも
基本的な考え方としてあるべきと共感しました。
で、そのあきえ先生の放送を聞きながら、
自分の子育てはどうだったかな・・・
息子の話を聞いてたかな・・・
本音を引き出せていたかな・・・
と振り返ってみました。
子どもを尊重し、信じるということを解釈し、
自分なりのやり方を考えてみたんです。
具体的に言うと、いままでの僕の指導は
- 〇〇だめでしょ!〇〇しなさい!
- 〇〇がなんでできないの?こうやってみなさい!
- 何度〇〇しちゃダメって言えばわかるの?
といった否定・命令形式でしたが、これを
- 〇〇したらどうなると思う?どうすれば良くなるかな
- 〇〇ができたらどうだったかな?どうやったらできると思う?
- なんで〇〇しちゃうか一緒に考えてみようか
といった、肯定・共感形式、
一旦受け止めて、問いかけ、一緒に考える
という指導方針に変えてみました。
前者を続けてみたものの、
圧力をかけようが、具体的に対策を伝えようが、
一向に変わる気配はありませんでした。
子どもの行動を大人がコントロールしようとしても、
こころが動かない限り何しても変わりません。
今まではイライラと一緒に叱っていましたし、
明らかにコントロールしようとしていました。
しかし後者のコミュニケーションをしてみた結果

アドバイスありがとう!
ということばが彼から発せられたんです。
子どもの声をまず一旦受け止めて、
キモチを理解したことをしっかりと伝えた上で、
どうしてできなかったのか、どうすれば解決するかを
いっしょに考え、よきアドバイザーを目指した結果、
親の教育=『助言(寄り添い、ともに考える)』と
捉えるようになったという証拠なんですよね。
コントロールする言動を極力なくし、
『受け止め、整理し、問いかけ、思いを返す』ことで
子どもとの信頼関係が築けます。
それがあってはじめて、
大人の声が子どもに『伝わる』んです。
今年の僕のバースデーは
自分が方針を変えて行ってきたことが、
息子ちゃんにひびき始めていると
実感する日になりました。
何よりのプレゼントですw
彼としては何気なく言ったひとことだったのかもしれませんが、
僕にとっては大きな評価でした。
子どもを深く理解するには、やはり親自身の変化が必要で、
それとともに、子どもも変化するんですね。
とはいえまだまだアドバイスが必要な息子ちゃん。
そうかんたんに改善していくものではありませんが、
コミュニケーションの取り方ひとつで、
子どもが親に耳をかたむけてくれることを知った今、
子育てに悩んでいた僕のあたまは晴れやかです。
僕は子どもたちと一緒に成長すると決めました。
さて、今回子育てのあり方を見直すきっかけになった
モンテッソーリ教師のあきえ先生の放送ですが、
無料音声メディアアプリのVoicyで聴くことができます。
そして、あきえ先生の著書
こちらも興味があれば読んでみてください。
幼児期の子育てに悩んでいる方におススメです。
子どもを知り、自分を知り、どんな声掛けをすることが
『信じる子育て』になるのかを知ることができます。
子育てに頑張るあなた自身を認めることも
できるんじゃないかな。
きっとあなたの子育てを見直す機会になるはず!
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