あなたはどんな褒め方をしてますか?
息子が3年生終業を迎えた先日の話です。
学校から持ち帰った工作や絵などを
家族で見ているときに、

あーーーー!みないでーーーー!
猛烈ダッシュで部屋の外に逃げる

なんで逃げるんww

…絵を見られるのが恥ずかしいから

なんで恥ずかしいん?

絵が下手だから
どうやら未来の世界を想像して描く
という授業だったようなのですが、
それが彼の自己評価では低いようでした。
我が家では下の娘っ子がお絵描きが好きで、
毎日のように絵を描いていたため
とても得意でした。
それを褒める毎日を見ているため、
普段絵を描かない自分は下手だという
思い込みが彼の中ではあったようです。
絵の上手下手だけで言えば確かにめちゃ上手!
というものではありませんでしたが、
彼なりの表現を感じるものになっていました。
さてみなさんならこんな彼に
どんな声をかけますか?
ちょっとだけでいいので考えてみてください。
どうでしょう?
この時僕は

え、別に恥ずかしいことないじゃんw
これって宇宙を描いたんだよね?
ちゃんと伝わるし、想像できてるじゃん。
パパには想像できないことを描けるんだから
ステキじゃね?
と「具体的」に伝えたところ、

え、そうかなあ
と言って逃げるのをやめ、
僕のことばに耳を傾け始めました。
今回のポイントは「具体的に伝える」と
「加点方式で伝える」です。
褒めて伸ばす、という言葉がありますが、
ただ「えーいいじゃん上手上手!」だけだと
なにが良くて、自分のどこが強みだったのか
具体的に伝わりません。
ただただ褒めると、褒められることを目的に
何かをするようになってしまい、
逆に褒めてくれないとやらない子に
なってしまいかねません。
また「もうちょっとこうできなかったの?」とか
「〇〇ちゃんはもっとうまいのに」とか
「他者比較」や「減点方式」で評価してしまうと、
苦手なものでも頑張ったことを認められず
自尊心が損なわれてしまいます。
子どもを評価するときは、
「できていないこと」ではなく
「できていること」にフォーカスします。
「具体的に」「加点方式」で伝えると
まずトライしたことが認められ、
どこが良かったのかがしっかり伝わり、
プラスの感情が湧き起こることで、心が動きます。
心が動くと、行動が変わります。
もちろん一度で全てが変わる訳ではないですが、
日々の「褒める」行為を
全面的にお子さんを認める気持ちで
やってみてください。
きっとお子さんは、嬉々とした表情で
あなたのことばを聞いてくれると思います。
そのとき一番ほんわかする気持ちになるのは
もしかしたらあなたかもしれないです。
そして一番大切なことは、
「褒められたいからやる」という
目的論になってしまわないようにすること。
あくまでも、自分はできるのだという
自信を持ってもらうことが自立にも
つながっていきます。
ぜひこれを意識して伝えてあげてくださいね!
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